シリーズ第2弾。
プロローグとエピローグを挟んで3章が掲載されています。
このプロローグとエピローグが栞子さんのプロファイルに近付く内容となっています。
今回取り上げられている本は、坂口三千代「クラクラ日記」、アントニイ・バージェス「時計じかけのオレンジ」、福田定一「名言随筆 サラリーマン」、足塚不二雄「UTOPIA 最後の世界大戦」。
んー、どれも勉強不足で未読です。(恥)
足塚不二雄(のちの藤子不二雄)なんてマンガ家まで取り上げておられるのは幅が広い。
藤子氏の「まんが道」なんて熱中して読みましたので、私にとってはむしろ足塚茂道というペンネームのほうがピンときたりして。(笑)
それはともかく。
今回も『ビブリア古書堂』に持ち込まれた本から、栞子さんが知識を駆使していろいろなエピソードを解決していきます。
第2弾にしてけっこう早い展開だなと思いました。
お互い苗字で呼び合っていた2人が、「栞子さん」、「大輔さん」と呼び合うようになります。
栞子さんの口調も滑らかに。
そして栞子さんの母親についてのエピソード。
早いというか、ちょうどいいのかな。
この後何巻まで出されるのかは知りませんけども。(現時点では5巻まで)
いつもながら本をモチーフとしての話なのでとても面白く興味深く読めます。
栞子さんと大輔の関係ももうひとつの柱ですよね。
とても読むのが楽しみなシリーズです。