この半世紀で急激に変化した日本人の食事情。
ここまで極端に食が変化した国は他にないといいます。
昔ながらの和食が放棄され、洋食化されてきたのですね。
その悪影響が著しく現れているのが沖縄。
長寿を誇っていた沖縄が今や無残。
アメリカの食文化に大きく染められた影響です。
そもそも日本人の身体は腸の長さなど肉食に向いていない。
穀物や根菜などを摂取するのにふさわしい長さなのです。
そして食料自給率。
日本は40パーセントです。
こんなことでは将来外国にそっぽを向かれたらおしまいです。
著者はそんな日本の食事情に警鐘を鳴らしておられます。
そのためには食育が必要ですが、子供たちの前に大人が食について教育されなければなりません。
食についてなにも知らない大人が子供を食育できるわけないからです。
著者は和食の素晴らしさを説きます。
和食を食べることによって日本は再興できると。
私は著者の考えに大賛成です。
ただ自分自身どこまで実行できているのかと言われれば心もとないですけども・・・・。
ラベル:グルメ本