爆笑問題の太田光による短編集。
表題作は魔人チカブーという天才芸人の話。
チカブーは舞台に立ち観客の前で鳥を披露します。
見る者によって印象が違って見えるというその鳥は観客の気持ちを一気に惹きつけ、これ以上美しいものは一生見られないだろうと思わせるほどです。
そして観客の前でその鳥を飛ばすのですが・・・・。
う~ん、客に鳥を見せるだけのどこが“天才芸人”なんでしょうか。
鳥が評価されるべきであってチカブーというのは鳥を飼ってるただの人です。
そんな設定からして腑に落ちませんし、また文章もひどい。
やたら作者がしゃしゃり出てきてぶち壊してます。
直接作者が主張するのならそれは小説ではないでしょう。
エッセイを書けばよろしい。
他の作品もいやはや・・・・。
私が編集者なら原稿を真っ赤にしますね。(笑)
あとがきで直木賞、芥川賞、本屋大賞などの文学賞からまったく相手にされなかったことが悔しく悲しかったとあります。
本気か冗談かわかりませんが、このレベルではどんな文学賞も無理ですよ太田さん。(笑)
ラベル:小説