宝生麗子は国立署の刑事です。
しかし実は世界に名を轟かせる『宝生グループ』のお嬢様。
ちょっとマヌケな上司、風祭警部は『風祭モータース』の御曹司。
コンビで難事件に挑みますがいつも壁にぶち当たります。
麗子には影山という執事兼運転手がいます。
難事件を相談すると慇懃無礼な口調で麗子を小馬鹿にしつつ、しかし鋭く事件の謎を解き明かしていきます・・・・。
バカミスとまでは言いませんが、まあそれに近いノリのミステリーですね。(笑)
ユーモアミステリーといいますか、文章は読みやすく笑いもあります。
通なミステリーファンは苦笑するかもしれませんが、一般読者には抵抗なく受け入れられる作品ではないでしょうか。
やや古典的でベタですが正統派の謎解き小説であるのはたしかです。
なのでミステリー入門に適した一冊ですね。
ラベル:小説