2014年09月25日

「砂漠」伊坂幸太郎

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入学した大学の飲み会をきっかけに出会った5人の男女。

語り手の北村、すぐに友人になったお調子者の鳥井、そして理屈っぽくアクの強い西嶋、つねに無表情でとびきり美人な東堂、超能力を持つ陽だまりのような雰囲気の南。

彼らの大学生活にいろんな出来事があります。

最初の章『春』では鳥井が合コン後のボーリングで女の子に騙されてホストに絡まれ、400万円もの賭けに負けてしまいます。

どうなるのか・・・・。

二年生の『夏』では合コンで騙された女にもう一度やられます。

持ちかけられた話に面白半分に乗った鳥井がとんでもないことになり・・・・。

これは読んでいてちょっとショッキングでした。

『秋』は三年生です。

学園祭で超能力者とそれに反対する学者を招くことになり、実行委員ではないのですが関わることになります。

その結果は・・・・。

『冬』四年生。

鳥井がきっちりと恨みを晴らします・・・・。

まあざっくりとこんな流れですが、もちろんもっといろんなエピソードがあり味わい深く、さすが伊坂幸太郎な読み応えです。

大学生の4年間の生活を季節に振り分け、それぞれにドラマを作り、最後にきっちりとまとめる。

登場人物のさりげない言動が後できっちりと伏線になっているのはいつもながらですね。

上手いなぁと思います。

砂漠というタイトルとその意味。

これはぜひとも現役の大学生に読んでいただきたいですね。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 03:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 『い』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする