2014年10月05日

「スローなブギにしてくれ」片岡義男

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第三京浜を走りながら窓から次々と仔猫を捨てる白いムスタング。

ゴローはCB500で追いかけます。

すると今度は避難エリアで女性が放り出されます。

ゴローはその女さち乃を拾ってつれて帰るのですが、さち乃は部屋に居つくことになります・・・・。

一時期本屋の棚にはずらりと片岡義男が並んでいましたね。

赤の背表紙に白抜きのタイトルの角川文庫。

サーファーなんかはジーンズのうしろポケットにさりげなく文庫本を突っ込んだり。

今でいえば村上春樹のような感じでしたか。

そんな片岡義男が本屋の棚から消えて久しいですが、この本は2001年に新たに編集されたバージョンです。

表題作他、「マーマレードの朝」など全5編を収録。

どれも乾いた空気を感じさせる雰囲気で、小洒落た会話とテンポのよい文章の小説です。

でも内容になにがあるのかというと別になにもない。

男がいて女がいて出来事がある。

難しい深読みなどせず誰もがさらりと読めます。

こういうのがお洒落でカッコイイという時代もあったんですね。

音楽でいえばイージーリスニングといったところでしょうか。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 04:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 『か』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする