2014年11月10日

「小説の読み書き」佐藤正午

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作家の書く書評というのはよくあります。

文庫本の解説もそのひとつかもしれません。

しかしその小説を作家という立場でどう読んだか、自分の感性と比較してどうなのか、なぜこのような書き方をしたのか、というのを分析するというのは意外とありません。

文章講座として一文を取り上げたり評論家の作家論というのはありますけども、それは書く立場としてどうこうではないですよね。

この本は『「小説の書き方」ではない「小説家の書き方」を小説家の視点から考える』というテーマです。

著者は佐藤正午。

曲者です。

高橋源一郎なんかじゃないのがいいですね。(笑)

取り上げられている小説は川端康成「雪国」、志賀直哉「暗夜行路」、夏目漱石「こころ」、太宰治「人間失格」芥川龍之介「鼻」谷崎潤一郎「痴人の愛」などなど・・・・。

現役の小説家はそれらの文豪の書き方をどう分析するのか。

大変興味深く面白く読みました。

ラベル:書評・作家
posted by たろちゃん at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 『さ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする