涼は高校2年生。
サーファーです。
親友のケンと地元の「岬下」と呼ばれるポイントでサーフィンをしています。
ある日、その岬に南雲という男が現れ、手作りで小屋を建てハンバーガースタンドをオープンさせました。
ハンバーガーは美味しくサーファー仲間のうちでも評判になり、涼、ケン、そして女の子の凛が店を手伝うことになります。
しかし岬にリゾートホテルが建つことになり、南雲の店は立ち退きを迫られます・・・・。
飾り気のない淡々とした文体で描く青春小説。
それが清々しくてよかったです。
ただ最後がねぇ。
立ち退きの噂を聞いてあちこちからサーファーが集まり、励ますために店の前にサーフボードを積み重ねていく。
感動的な展開です。
んでこの結末ですか・・・・。
膝からガクッと崩れ落ちるような結果でした。
集まったサーフボードはどうなったのよと。
そのあとに余韻的なラストを書かれてもなぁ・・・・。
ラベル:小説