小泉武夫センセイといえば「味覚人飛行物体」だの「ジュラルミンの胃袋」だの「ムサボリビッチ・カニスキー」だのといった異名をとっておられるように食の追求者として有名ですが、実は農学博士であり、醸造学や発酵学についての専門家なんですね。
実家は福島県の酒造家ですし。
というわけで酒といえばまさしくその原点は農業ですし、発酵であり醸造であります。
なので酒に関しては専門ど真ん中な人です。
といっても造り手としてではなくあくまで学者としてですけど。
しかし世界中を飲んで食べて飛び周るバイタリティはすごいですね。
そんな経験と知識がこの本にはぎっしりと詰まっています。
内容は決して専門的な言葉を羅列した難しい内容ではなく、面白く興味深く読めます。
でも私はやっぱり世界の奇食珍食を紹介しておられる本のほうが好きですけどね。
ラベル:グルメ本