林真理子。
エッセイでデビューしたわけですが、そのエッセイで今まで誰も書かなかったような女の本音を書きベストセラー。
一躍時の人に。
もちろん反発もありました。
昔はテレビにもよく出ておられ、ブスだの性格が悪いだのと言われてました。
実際そのとおりなのですが。(って、ご本人にお会いしたことないので作品やマスコミから受けるイメージです、すみません)
今でいうと森三中みたいないじられブスキャラのイメージがありましたね。
でも今や文壇ではいろんな文学賞の選考委員を務めておられるほどの大御所です。
そんな間違いなく成功者である著者が「野心を持て」と説いておられるのがこの本。
内容は実に著者らしい成り上がり志向です。
一生ユニクロの服でいいのか、食事は松屋でいいのかと訴えます。
飛行機に乗るにしても。
例えばAさんとBさんが海外旅行に出かけるとします。
Aさんはビジネスクラスで行きたいのにBさんの経済事情ではとても無理。
しょうがないのでAさんはBさんに合わせてエコノミーにします。
でも今後Aさんは「Bさんと一緒の海外は無理だな」となりますよと。
そんなの惨めですよねと。
なので野心を持って頑張って金持ちになりましょうと。
いやまったくそのとおり。
おっしゃることごもっともです。
そりゃ誰だっていい服を着て高級な美味しい店で食事したい。
飛行機も窮屈なエコノミーよりもビジネスやファーストのほうがいいに決まってます。
じゃあそう思うのならそれを目指せよと。
野心を持って努力しろよと。
著者は激を飛ばすわけですね。
実際著者はそうやって成り上がってこられたわけで、そのあたりの苦労話もちゃんと書かれています。
なので説得力があります。
ぜひこれを読んで世の女性(男性もですが)は野心を持って頑張っていただきたい。
ちなみに私はそういうのに幸せは感じませんので、ユニクロと松屋でじゅうぶんです。(笑)