2015年01月01日

「白昼の死角」高木彬光

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優れた頭脳と専門家以上の法律知識で法の盲点をくぐりぬけ詐欺をする鶴岡七郎。

その手口はあまりにも大胆で鮮やかです。

次々と新しい手法で企業から金を騙し取っていく鶴岡。

しかし警察も黙って見てはいません。

何とか尻尾を掴んでやろうと虎視眈々と狙っています。

法の網をかいくぐり警察の手を振り切り、鶴岡の巧みな犯罪はどこまで続くのか・・・・。

ピカレスク小説ですね。

悪党ではありますが、しかし人を殺しまくってとかいう内容ではありませんので不快な印象はありません。

むしろ鮮やかな手口が清々しい。

といっても被害を受ける立場からしたらたまったものではありませんが。(笑)

あくまで安全地帯にいる読者という立場で。

昭和35年に出版された本なのですが、古臭さは感じられません。

もちろんお金の単位やら時代背景の違いはありますけども。

表紙には長編推理小説とありますが、むしろ経済小説であり企業小説ですね。

ブックカバーに収まらない(笑)650ページという分厚さですが、読みやすく面白く、するするとページが進んでいきました。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 『た』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする