2015年02月12日

「硝子の葦」桜木紫乃

Cimg2549

北海道は厚岸の寂れた飲み屋街にある1軒のスナックで火事がおこります。

焼け跡から発見された遺体は幸田節子30歳。

自分でガソリンをかぶって火をつけた自殺との見解です。

愛人関係にある税理士の澤木昌弘の目の前の出来事でした。

そんな序章のあと、話は過去にさかのぼって始まります。

釧路でラブホテルを営む幸田喜一郎は節子の夫。

交通事故で意識不明の重体になります。

そこから節子の日常に歪みが生じ始めます。

夫の前妻の娘である梢、短歌仲間の佐野倫子、その娘のまゆみ、夫の渉、節子の母親で喜一郎の愛人だった律子。

いろんな人物が節子に関わりあって、話はどういう結末にたどり着くのか・・・・。

なんともドロドロした人物設定です。

主人公の夫が母親の元愛人。

そして自分自身もホテルの税理士をしている澤木と愛人関係。

母親との葛藤、短歌仲間である佐野家の複雑な家庭環境、ハッパをやってる前妻の娘。

濃いですねぇ。

まともな繋がりはまったくない。

んで結局なんなんですかね。

節子に同情すべきなのか大したアマだと感心すべきなのか。

どちらにしろ私にとってはなんじゃらほいです。

ラストのずっこけぶりが原因でしょうか。(笑)

あのラストはちょっとね。

「はぁ?」と思いました。

まあ驚愕の結末といえばそうなんでしょうけど。

文章の言い回しにわかりづらい部分が多々あったのも気になりました。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 03:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 『さ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする