2015年03月20日

「阿川佐和子の この人に会いたい」阿川佐和子

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著者はエッセイと対談の名手。

この本は週刊文春で連載している対談をまとめたものの第一弾です。

90年代の対談なのですでにお亡くなりの人もいらっしゃいますが。

勝新太郎とかジャイアント馬場とか。

イチローはまだ日本でプレイしていましたし、若ノ花や曙は現役。

懐かしい・・・・。

連載のすべてを収めたわけではなく選りすぐったのを収録ということですが、収録されなかった対談の人の心境はいかに。(笑)

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2015年03月18日

「そんなに読んで、どうするの? 縦横無尽のブックガイド」豊崎由美

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「文学賞メッタ斬り!」で大森望氏とコンビを組み、歯に衣着せぬ書評でおなじみのトヨザキ社長。

そんな戦う書評家の初書評集。

239作品が紹介されています。

といってもメッタ斬りのような過激さはありませんけども。

前半は日本の作品、後半は海外の作品が紹介されており、その割合は4対6ですかね。

私はあまり海外の小説は好きではないので、後半はちょっと退屈しましたけど。

それでも読んでみたいと思える作品は何冊もありました。

メッタ斬りのせいか作家(というより文学賞の選者)をこき下ろす書評家というイメージがあったりもしますが、この書評集を読みますと小説への愛情が溢れております。(笑)

お気に入りの作品をぜひぜひ読んでもらいたいという気持ちがひしひしと伝わってくるんですよね。

これからの本選びの参考にさせていただきたいと思います。

しかし巻末には袋とじで過激なことを。

某大作家にケンカを売っておられます。

やはりそうでなくては、社長。(笑)

ラベル:書評・作家
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2015年03月16日

「森枝卓士のカレー・ノート」森枝卓士

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著者はカレー大王と呼ばれているそうです。

そんな著者がインドはもちろん、東南アジアにも足を伸ばし、各国のカレーを取材し、紹介しておられます。

まずカラー写真がふんだんに掲載されているのがいいですね。

やはり料理の紹介には文章は当然として、写真の掲載は実にありがたい。

そしてレシピの紹介。

スパイス・調味料辞典というページも割いておられ、カレーマニアには参考になる本ではないかと。

ラベル:グルメ本
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2015年03月14日

「月魚」三浦しをん

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老舗の古書店『無窮堂』を経営する若き店主の真志喜。

業界では名の知られた祖父の本田翁から店を引き継いだ3代目です。

その友人で同じ仕事をしている瀬名垣。

父親は『せどり屋』と呼ばれる、ごみに近い本や後ろ暗いルートで仕入れた本を売るのを生業としていました。

業界ではあまりいい顔をされません。

ですがそんな父親に本田翁は目をかけていました。

なので瀬名垣も幼い頃から『無窮堂』に出入りし本田翁にもかわいがられ、真志喜とは幼馴染みの間柄です。

ですが二人のあいだはどうもぎこちない。

過去になにがあったのか・・・・。

古書の世界を舞台に、真志喜と瀬名垣の関係をしっとり淡々とした筆致で描いています。

はたして二人のぎこちなさの原因はなんなのか。

まずそういうミステリー的な要素があり、同性愛を匂わせる設定であり、これが耽美的な雰囲気を醸しています。

友情の物語であり、親子の物語でもあり、公にできない恋愛の物語でもあるでしょう。

それらいろんな要素を取り入れつつも、冷ややかで静謐な世界が魅力の小説です。

ラベル:小説 本・書店
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2015年03月12日

「ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘」水木悦子 赤塚りえ子 手塚るみ子

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水木しげる赤塚不二夫手塚治虫

言わずと知れた漫画界の大御所です。

赤塚氏と手塚氏はお亡くなりになりましたけど。

そんな漫画家の娘たちによる対談です。

これはもう実の娘ならではの距離感であり視点でありエピソードです。

実に面白く、そして巨匠たちの意外な素顔を語っておられます。

「娘が選ぶ父の傑作漫画」というのも収録されており、各人1編ずつ紹介しておられます。

これがまたそれぞれいいんですね。

特に赤塚の「レッツラゴン」がとんでもなくすごい。

あの時代だからできたというのはもちろんあると思いますが、それにしてもやはり赤塚不二夫は天才でしたね。

この本は今の若いマンガファンが読んでもピンとこないかもしれませんけど、現役の手塚治虫や赤塚不二夫を知っている世代にはたまらなく面白い一冊だと思います。

なんといってもタイトルが秀逸。

ラベル:漫画本
posted by たろちゃん at 03:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 『み』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする