今月読んだのは以下の15冊です。
・「配達あかずきん 成風堂書店事件メモ」大崎梢
・「南仏おいしい物語」島静代・文/柏木リエ・絵
・「コロッケの丸かじり」東海林さだお
・「菅野祐孝の日本一おもしろい日本史 下」菅野祐孝
・「笑いの現場 ひょうきん族からM-1まで」ラサール石井
・「ロマンティックにささやいて」桜木小鳥
・「剣客商売 十番斬り」池波正太郎
・「和食の知られざる世界」辻芳樹
・「マラケシュ心中」中山可穂
・「文人悪食」嵐山光三郎
・「いかりや長介という生き方」いかりや浩一
・「吉野家の経済学」安部修二・伊藤元重
・「読んでおきたいベスト集! 太宰治」別冊宝島編集部 編
・「恐怖への招待」楳図かずお
・「カツラ美容室別室」山崎ナオコーラ
「配達あかずきん 成風堂書店事件メモ」、書店を舞台としたミステリー。
でも肝心のミステリーの部分が弱いですね。
「南仏おいしい物語」、料理人による食エッセイ。
南仏の雰囲気を伝えてくれます。
「コロッケの丸かじり」、いつもながら絶好調です。
食エッセイの金字塔ですね。
「菅野祐孝の日本一おもしろい日本史 下」、下巻ということで江戸時代前期から平成時代まで。
勉強させていただきました。
「笑いの現場 ひょうきん族からM-1まで」、お笑いの近代史です。
ただし落語などは含まれません。
「ロマンティックにささやいて」、ちょっとエッチなエタニティ文庫の赤シリーズ。
ワンパターンではありますが、これはまずまず楽しめました。
「剣客商売 十番斬り」、ぼちぼちと楽しみに読んでいるシリーズです。
作品中に作者がしゃしゃり出てくるのがちょっと鼻につきますけど。
「和食の知られざる世界」、著者は辻調理師専門学校校長。
そのような立場から和食の現在と未来を考察されています。
「マラケシュ心中」、中山可穂といえば女性同士の恋愛ですね。
いつもながらこの作品も圧巻でした。
「文人悪食」、37人の文士が食についてどのように向き合っていたかを検証。
さすがに皆個性があります。
「いかりや長介という生き方」、著者は故・いかりや長介氏の長男。
息子から見た氏の生き様が実によく描かれていました。
「吉野家の経済学」、吉野家の社長(当時)と経済学者の対談。
当時の経営の裏事情がわかって面白い。
「読んでおきたいベスト集! 太宰治」、根強い人気のある太宰治。
ベスト集ということでお買い得な一冊です。
「恐怖への招待」、楳図かずおが語る漫画論。
漫画家のこういう本って意外となかったかも。
「カツラ美容室別室」、なぜ設定が美容室なのかよくわかりませんが。
特ににどうということもないんですけど味わいがあります。
さて今月の一冊。
「いかりや長介という生き方」が思いのほかよかったです。
ですがやはり「マラケシュ心中」中山可穂ですね。
これはもう文句なしに1等賞です。
今月はこれに決定。