2015年04月11日

「ロマンティックにささやいて」桜木小鳥

Cimg2574

三浦倫子は29歳のオールドミス。

見た目も地味なお局様です。

しかし実は少女小説が大好きで、王子様が現れるのを密かに期待していたりなんかします。

そんな倫子に接近してきたのが4歳年下で社内でも人気の藤崎彬。

藤崎を意識する倫子ですが、藤崎のそばにはいつも年下のかわいい有田さんという女性がいます。

それを見ると気が沈んでしまう倫子。

ある日の飲み会。

有田さんをほったらかしにして倫子の席にやってきた藤崎。

つい飲み過ぎて記憶をなくした倫子が目覚めるとそこは自分の部屋なのですが、なぜか藤崎がいて・・・・。

3部構成になっており、第1部「ロマンティックにささやいて」は倫子の視点。

そして第2部の「恋をするなら」では同じ話を藤崎の視点から書いています。

目新しい手法ではありませんが、藤崎の手の内や本性がわかって面白い。

第3部の「ドラマティックに抱きしめて」では藤崎の出張中に倫子の元カレが現れ、倫子に手を伸ばしてきます。

さて藤崎は・・・・。

『美人でもない地味な私』に『かっこいい彼』がアプローチしてきて『信じられないけど幸せ』という、このジャンルお約束のクサイ設定。

自虐的ナルシズムです。

それはわかった上で読んでいるわけですが、この作品はなかなかよかったです。

さほど稚拙さを感じませんでした。

posted by たろちゃん at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 『さ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月09日

「笑いの現場 ひょうきん族からM-1まで」ラサール石井

Cimg2563

数年毎にお笑いブームということがよく言われますが、現在はブームというよりも定着した感があります。

これほどお笑い芸人が席巻している時代は今までありませんでした。

お笑い芸人の地位が社会的にもすごく高くなってきたんですね。

今後どうなるかはわかりませんが。

『コント赤信号』のメンバーとして、またソロとして長年お笑いに携わってきた著者が、そんなお笑い界の現場を振り返り分析しておられます。

第1章ではサブタイトルにあるように、ひょうきん族前夜からM-1まで。

ひょうきん族といっても今の若い人は知らないでしょうけど。

ビートたけし、明石家さんま、島田紳助など、錚々たるメンバーが出演していたお笑い番組でした。

第2章ではお笑い芸人列伝ということで、現在お笑い界のトップを走る芸人たちを取り上げておられます。

ビートたけし、明石家さんま、志村けん、とんねるず、ダウンタウン。

著者自身がお笑い芸人だけに、その視点は素人や評論家とはまた違ったものがあります。

今後お笑いはどのように進化し、どのような芸人が登場してくるのでしょうね。

posted by たろちゃん at 03:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 『ら』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月07日

「菅野祐孝の日本一おもしろい日本史 下」菅野祐孝

Cimg2565

改めて日本史を勉強してみようと。

勉強というほどでもないですけどね。

読み物として楽しみつつ、そういうことだったのかとか、初めて知ったな、とか。

昔と違ってなかなか頭には残りませんけども。

先日は上巻を読みまして、こちらは下巻です。

江戸時代前期から昭和時代まで。

平成時代についても少し触れられています。

中学校時代の理科の先生がこんなことを言っておられました。

習ったことは忘れなさい、と。

普通はしっかり覚えておけよ、と言うものですけどね。

その先生曰く、習ったことは忘れなさい、忘れたらまた教科書を読みなさい。

そしてまた忘れなさい、忘れたらまた教科書を読みなさい。

それを繰り返すことにより、いやでも忘れられなくなると。

その時に初めてそれが知識として身につくのだと。

ですよねぇ。

現在の試験や受験前提の勉強ではそんな悠長なことはいってられませんが、本来はそうあるべきですよね。

なんのために学校で勉強してるんだか。

社会人がもう一度学生として勉強し直すという話をよく聞きます。

試験や受験のためではなく、純粋に自分の好奇心を満たしたい、教養を高めたいための勉強です。

その気持ちがよくわかります。

なんて話が逸れましたが。

私もこの上下巻を手元に置いておき、ひまつぶしにときどきページをめくりたいと思います。

読んでは忘れ、忘れては読み・・・・。(笑)

posted by たろちゃん at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 『か』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月05日

「コロッケの丸かじり」東海林さだお

Cimg2566

いつもながら抱腹絶倒なグルメエッセイ集。

いろいろな食べ物や店を検証しておられます。

カレーに比べていまいちメジャーになれないハヤシライスを取り上げてみたり。

缶詰酒場を訪問してみたり、零下5度の氷室バーを訪問してみたり。

今回は「コロッケの丸かじり」ということで、「コロッケの腰かけ」というのが表題作がわりといえましょうか。

コロッケバンのコロッケはパンに遠慮がちに浅く腰をかけていると。

お惣菜の世界では負け組であると。

なるほどトンカツのように押しの強さはないですね。

なのでコロッケパンを食べるときにはパンの上部をパカッと開き、「大変だね」と声をかけてやってほしいと著者はいいます。

でも私はコロッケが負け組とは思わないですね。

肉屋の店先で買ってパラフィン紙のような袋やら新聞紙にくるんでくれたのやら、アツアツのを立ち食いするあの旨さ。

これはコロッケならではであり、トンカツではこうはいきません。

横綱にはなれませんが関脇あたりでずっと地位を維持しているような、いぶし銀的な存在でありましょう。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 03:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 『し』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月03日

「南仏おいしい物語」島静代・文/柏木リエ・絵

Cimg2568

南仏、南フランス。

いいですねぇ、憧れます。

太陽や地中海、そんなリゾート的な雰囲気もそうなんですけども、食いしんぼとしてはやはり料理ですね。

ハーブやオリーブオイル、新鮮な魚介類を使った料理。

パリの洗練された料理とはまた違い、肩の力の抜けた伸びやかで気さくでヘルシーでといったイメージがあります。

著者が南仏で過ごし、そんな美味しい料理を紹介しておられる一冊です。

温かみのある挿絵もふんだんに添えられ、ややメルヘンぽい雰囲気もあります。

著者は料理人で、執筆当時は六本木に「ビストロ・シマ」という店をやっておられました。

現在は料理研究家としてご活躍なさっておられるようです。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 『し』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする