2015年04月05日

「コロッケの丸かじり」東海林さだお

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いつもながら抱腹絶倒なグルメエッセイ集。

いろいろな食べ物や店を検証しておられます。

カレーに比べていまいちメジャーになれないハヤシライスを取り上げてみたり。

缶詰酒場を訪問してみたり、零下5度の氷室バーを訪問してみたり。

今回は「コロッケの丸かじり」ということで、「コロッケの腰かけ」というのが表題作がわりといえましょうか。

コロッケバンのコロッケはパンに遠慮がちに浅く腰をかけていると。

お惣菜の世界では負け組であると。

なるほどトンカツのように押しの強さはないですね。

なのでコロッケパンを食べるときにはパンの上部をパカッと開き、「大変だね」と声をかけてやってほしいと著者はいいます。

でも私はコロッケが負け組とは思わないですね。

肉屋の店先で買ってパラフィン紙のような袋やら新聞紙にくるんでくれたのやら、アツアツのを立ち食いするあの旨さ。

これはコロッケならではであり、トンカツではこうはいきません。

横綱にはなれませんが関脇あたりでずっと地位を維持しているような、いぶし銀的な存在でありましょう。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 03:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 『し』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする