2015年04月13日

「剣客商売 十番斬り」池波正太郎

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シリーズ第12弾。

表題作は「十番斬り」。

秋山小兵衛が友人で町医者の小川宗哲宅を訪れると、宗哲は診察中でした。

もろ肌を脱いだその患者の体を見た小兵衛は、ずいぶんと武芸の修行を積んだらしいと見抜きます。

しかし余命は長くないだろうと、小兵衛は宗哲と同じ見立てです。

死病に冒されているその患者、村松太九蔵は自分でもそのことをわかっています。

あの世に旅立つのを静かに待っているつもりだったのですが、何やら思い立ったことがあり、いま少し生きたいと宗哲を訪ねてきたのです。

その理由とは・・・・。

「逃げる人」では小兵衛の息・大治郎が主役。

夕暮れの蕎麦屋で酒を楽しむことも覚え、だんだんと小兵衛に似てきています。

わけありの老人と知り合ったのですが、思わぬ問題を抱え込むことになり・・・・。

いつもながらどの話も味わい深い。

孫の小太郎は数えで2歳となっています。

当たり前のことですが巻を追うごとに皆が少しずつ歳を取り、成長していってるんですね。

いよいよシリーズも終わりに近付いてきました。

楽しみであり寂しくもあり・・・・。

残りをゆっくりと読んでいきたいと思います。

ラベル:時代小説
posted by たろちゃん at 03:51| Comment(1) | TrackBack(0) | 『い』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする