2015年04月19日

「文人悪食」嵐山光三郎

Cimg2576

近代文学の文人たちは食についてどのようなスタンスでいたのか。

作品の中で書かれている食や、あるいは伝えられているエピソードなどから、それぞれの文人が物を食べるということにどのように向き合っていたのかを検証した一冊です。

さすがに文人という人たちは食べることについてもこだわりを持っています。

正岡子規なんて壮絶ですね。

かなりの大食であり、死を間近にした病床においてさえ食べることが苦痛でありながもひたすら餓鬼のように食べ続けます。

すさまじい執念です。

夏目漱石も死ぬ直前に「なにか食いたい」と言ったとか。

いやはや。

檀一雄のように『檀流クッキング』なんて料理本まで出している人もいますね。

これはエッセイであり料理のレシピ本でもあります。

腕前もプロ並みだったようで。

さて、本書で紹介されている文人は37人。

錚々たる顔ぶれです。

それぞれのエピソードをたっぷりと楽しめます。

食に対しての姿勢はやはりその文人のイメージと重なる気がします。

ちなみにタイトル悪食という言葉が使われていますが、ゲテモノ食いな人たちということではありません。

posted by たろちゃん at 03:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 『あ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする