ホラー漫画の第一人者、楳図かずおが“恐怖”をテーマに語った本です。
なぜ人は“恐怖”を感じるのか。
どういうときに怖いと思うのか。
著者の幼少の経験や感性から分析しておられます。
そして今までに発表してきた作品の意図など。
ただ読んでいてあまり“恐怖”について語っておられるという気はしませんでしたね。
どちらかというと自身の漫画の方法論を明かしておられるという気がしました。
しかし自身の漫画というのがホラーなわけで、そういう意味では“恐怖”を語っておられるには違いありません。
創作ノートや短編漫画も収録されており、楳図作品のガイドブックともいえます。
ラベル:漫画本