2015年05月30日

5月の一冊

今月読んだのは以下の14冊です。

・「とりあえず、ビール! 続・酒と酒場の耳学問」端田晶
・「天皇の料理番」杉森久英
・「性技実践録 セックスメート氏聞き書き」下川耿史
・「日本の文化人 日本をダメにするタレント文化人を斬る!」噂の眞相別冊
・「料理の哲学 「五人の神様」から学んだ三ツ星のエスプリ」三國清三
・「もものかんづめ」さくらももこ
・「半島を出よ(上・下)」村上龍
・「乙女の密告」赤染晶子
・「檀流クッキング」檀一雄
・「爆笑問題の「文学のススメ」」爆笑問題
・「パリごはん」雨宮塔子
・「ひかりごけ」武田泰淳
・「東京大学応援部物語」最相葉月

「とりあえず、ビール! 続・酒と酒場の耳学問」、サッポロビールの社員さんが書かれた本です。

ちょっとオヤジギャグがウザイですが(笑)、楽しく読めます。

「天皇の料理番」、秋山徳蔵氏の生涯を描いた小説。

氏のエッセイも購入していますのでいずれ読んでみます。

「性技実践録 セックスメート氏聞き書き」、イオブログの新着記事から削除され、登録しているブログ村の注目記事からも黙殺された作品。(笑)

発禁本や下品なエロ本じゃあるまいし、本を扱うサイトがアホかと言いたくなる対応でした。

「日本の文化人 日本をダメにするタレント文化人を斬る!」、さすが噂の眞相といいますか。

部外者としては「いいぞ、いいぞ」と囃し立てたくなる内容です。(笑)

「料理の哲学 「五人の神様」から学んだ三ツ星のエスプリ」、マスコミでもお馴染み三國シェフ。

現在は食育にも力を入れておられるようです。

 「もものかんづめ」、ちびまる子ちゃんの作者によるエッセイ。

なるほどエッセイにもその雰囲気が出ていますね。

「半島を出よ(上・下)」、北朝鮮の軍隊が日本に上陸するというシミュレーション小説。

読み応えじゅうぶんな作品でした。

「乙女の密告」、芥川賞受賞作品です。

でも私にはあまり良さがわかりませんでした。

「檀流クッキング」、食べること料理を作ることにひたすら情熱を注ぎ込んだ著者。

でも今でいうB級グルメ的な雰囲気なのがいい。

「爆笑問題の「文学のススメ」」、太田光という人がどうもね。

私とは合いません。

「パリごはん」、この本を読むかぎりはなかなかセレブな生活をしていらっしゃいます。

パリというだけでそう思ってしまうんでしょうか。

「ひかりごけ」、実際の事件をモチーフとした小説です。

カニバリズムを扱っていますが、露骨な描写はありません。

「東京大学応援部物語」、東大というとインテリを思い浮かべてしまうのですが。

こういう人たちもいるんですねぇ。

では今月の一冊。

これはもう問題なく「半島を出よ(上・下)」です。

他にこれといったのがなかったのもありますけど、図抜けていましたね。

5月の一冊はこれに決定。

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posted by たろちゃん at 02:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 今月の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月28日

「東京大学応援部物語」最相葉月

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東京六大学野球で連戦連敗の東大野球部。

しかしそんな彼らをひたすら応援する東京大学運動会応援部。

その姿勢は半端ではありません。

しごきあり、体罰あり。

通学も学ラン着用。

時代錯誤といってもいいような世界です。

彼らはいったい何を求めているのか、何を目指しているのか・・・・。

読む前は辛気臭く暑苦しい内容かなと思っていたのですが。

いやいや、感動しました。

暑いというか熱いんですね。

ほろっと泣いてしまうシーンもありましたし。

このひたむきさ、ストイックさ。

イメージされる現代の大学生とは程遠い世界です。

しかし著者の取材はいつもながら綿密ですね。

過去に「絶対音感」「星新一 一〇〇一話をつくった人」の2冊を読んだだけですけども、登場人物がめちゃくちゃ多い。(笑)

それらの作品に比べるとこれはほぼ応援団内部に限られているので、まだましなんですけども。

あらゆる関係者を取材し、いろんな角度から徹底的にモチーフを浮かび上がらせています。

ただその分、構成にまとまりがない気はしますが。

この本が単行本で刊行されたのは2003年。

ですが2007年の文庫版あとがきには「本書に書いた日々は、フィクションどころか、いまやファンタジーかもしれない」と嘆いておられます。

それほど東大に限らず大学の応援団が急激に軟派になってしまったんですね。

取材時の彼らのような学生たちがいなくなるかもしれないことに対して、「だれか、いや、それはちがう、といってくれないか」と結んでおられます。

posted by たろちゃん at 03:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 『さ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月26日

「ひかりごけ」武田泰淳

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表題作他3編収録。

「ひかりごけ」は人肉を喰うという話です。

吹雪で船が難破し、どうにか陸地にたどり着いた数人の船員。

漁師が冬のあいだ打ち棄ててある小屋で吹雪をしのぐことになります。

2ヵ月後に船長だけが救助されるのですが、どうやら彼は生き延びるために仲間の肉を食べたというのです・・・・。

吹雪に閉ざされた状態で食料がなく、目の前に死があるという極限状況を描いています。

人肉を食べるというとまず普通の人は顔をしかめますよね。

とんでもない行為だと。

ましてや殺してまで食べるとなると。

では自然死した人間の肉を食べるのはどうなのでしょう。

人を殺すのと自然死した人間の肉を食べるのと、どちらの罪が重いのでしょう。

作者は問いかけます。

現在において殺人というのはほぼ毎日のように報道されています。

ある意味そういう事件には慣れてしまっています。

自分の身近ではそういうことはないものの、テレビニュースや新聞では毎日のように報道されている。

ごく普通の犯罪と化しているかの感があります。

でも人肉を喰うなどという事件はそうあるものではない。

それは野蛮人の行為だと。

じゃあ殺人という罪を犯しておきながら、でも人肉は喰っていないということで野蛮人ではないのかと。

人肉を喰うことに比べればただの殺人なんて・・・・てな理屈ですね。

怖い開き直りです。

自身が生き延びるために仲間を食べるという罪を犯さなければならなかった船長。

その罪を背負った慟哭があります。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 03:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 『た』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月24日

「パリごはん」雨宮塔子

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著者は元TBSのアナウンサーで現在はフリーキャスター、エッセイスト。

パリに在住しておられます。

というわけでこの本はパリからの美味しい話です。

食べ歩きだけではなく、ご自身や友人たちが作る料理を日々のエピソードに交え紹介しておられます。

なんとも美味しそうで楽しそうな毎日が羨ましい。

といいましてもご主人や2人の子供がいらっしゃるので大変でしょうけど。

読んでいてやはり日本ではなくパリならではだなぁと思えます。

パリの空気が伝わってくるような気がするんですよね。

ラベル:グルメ本
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2015年05月22日

「爆笑問題の「文学のススメ」」爆笑問題

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テレビ番組の書籍化です。

作家をゲストに迎えての対談集なわけですが。

ひどいですねぇ、太田光。

ゲストそっちのけでしゃべくってます。

いったいなにが「文学のススメ」なんだか。

まあ面白いんですけども。

田中のツッコミがいい。

でもせっかく作家をゲストに迎えているんですから、自分はホストに徹してしっかりと話を聞きだしてもらいませんと。

この本とは関係ありませんが、普段から政治とかいろんなことで屁理屈をこねておられます。

その前にあなた自身のレベルはどうなのよって思ってしまいますけどね。

以前に読んだ小説も話になりませんでしたし。

へんに文化人ぶらずお笑い芸人に特化すればいいのに。

やっぱりだめですね、この人は。

ラベル:書評・作家
posted by たろちゃん at 03:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 『は』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする