日本には『文化人』と呼ばれる人がいます。
でも文化人っていったいなんなんでしょうね。
曖昧なカテゴリーです。
作家、評論家、ジャーナリスト、教授・・・・。
それらしき肩書きがあり、マスコミで意見を主張すれば取りあえずは文化人なんでしょうか。
そんな文化人にもいろんな人がいまして、ろくでもない連中をぶった斬るという趣旨な本です。
これは「噂の眞相」の増刊号でして、内容はやはりそれなりです。
ビシバシと痛快な部分もあるのですが、反権力、反体制、左寄りな思想の本ですから、批判の対象となるのは当然その反対側の人たちですよね。
まったくその通りと思うのもあれば、なにがなんでもケチをつけてやろうというような強引なのもあります。
でもまあ、小林よしのりや大江健三郎、村上春樹なんてどんどんやっつけたれと思いますけどね。(笑)
これはこれであり。
でも鵜呑みにしてはいけません。
あくまで読み物として楽しむべく。
巻末には『文化人』の住所、電話番号がずらりと公開されているのですが、いいんですかね、これ。
出版は1998年。
現在ほど個人情報がどうこううるさい時代ではなかったですけど、それにしても。
さすが「噂の眞相」。(笑)