自宅でピアノを教えている咲子、男性月刊誌の編集者をしている薫子、化粧品メーカーの社員でデパートに勤務している満里子、料理研究家の由香子。
アラサーの4人は女子中学校時代からの仲良しです。
それぞれ立場は違いますが、恋に仕事にと悩みは尽きません。
いろんな問題が持ち上がるのですが、そのすべてには食べ物が絡んで・・・・。
タイトルから推察できるように、ある意味グルメ小説といえますかね。
稲荷寿司、甘食、ハイボール、ラー油、おせち。
それぞれの章でひとつの食べ物が取り上げられており、それが問題を解決するキーポイントとなっています。
食べ物に関してのウンチクは浅いですが、マニアックにしつこく語られてもね。
これくらいでいいかと思います。
食べ物がメインではなくあくまで小道具で、4人の友情や恋や生き方といったところがメインですから。
シリーズとしてもう1~2作読んでみたい気がしました。