2015年07月17日

「地獄変」芥川龍之介

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芥川の代表作はと問えぱ、いろんな作品が答えとして返ってくると思います。

中でも表題作の「地獄変」は最初に指を折る作品のひとつではないでしょうか。

高名な絵師である良秀が、あでやかな上﨟が猛火の檳榔毛の車の中で悶え苦しんでいる絵を描きたいのだが、どうしても描けないと大殿様に申し出ます。

実際に檳榔毛の車を燃やしてくれないかと。

大殿様は了承し、檳榔毛の車と女を用意します。

しかしその女というのが大殿様の小女房に上がっていた良秀の一人娘でした。

溺愛する一人娘が檳榔毛の車の中で猛火に包まれ悶え苦しみます。

その姿を見た良秀は・・・・。

なんともまあ、天才肌の職人の狂気なことといったら。

自分の求める絵のために溺愛する一人娘さえ犠牲にする。

壮絶ですね。

この作品集にはその他「羅生門」、「鼻」、「芋粥」、「蜘蛛の糸」、「トロッコ」など代表作がずらり。

中でも私は初めて読んだのですが、「奉教人の死」がなかなかよかったです。

どれを読んでもさすが芥川ですね。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 03:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 『あ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする