2015年08月20日

「主食を抜けば糖尿病は良くなる! 実践編 糖質制限食の応用法」江部康二

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糖質制限。

以前からありましたけども特に最近よく聞く言葉です。

インパクトのあるCMで話題の某ダイエットジムでもこれを実践しているようですね。

本書は「主食を抜けば糖尿病は良くなる! 糖質制限食のすすめ」の続編です。

こちらはダイエットではなく糖尿病に対しての糖質制限食のすすめですが。

前書がかなり評判となり、著者の勤務しておられる病院も訪れる患者さんが数倍になったとか。

なぜ糖質制限食が糖尿病にいいのか。

これはもうごく当たり前のことで、血糖値を上げるのはたんぱく質でもなく脂質でもなく糖質だけであるということ。

なので糖質を含む食品を避けましょうということなんですね。

ところが今までの糖尿病患者の食事はカロリーと脂質を制限重視したもので、血糖値に影響のある炭水化物などの食品に配慮していないことを指摘しておられます。

メインとなるのが日本人の主食となるごはん。

米ですね。

その他うどんやパンなどの糖質を多く含む炭水化物が槍玉となってきます。

こういう食品は避けましょうと。

野菜にしても芋類なんてだめですね。

逆にいえば炭水化物を含まないステーキなどはまったくOKとのこと。

糖尿病に関しては問題ないというのです。

血糖値を上げませんから。

アルコールもビールや日本酒はだめ、しかしウイスキーや焼酎などの蒸留酒はOK。

糖尿病というと食事制限がつらい病気です。

しかしこの本を読みますと、もっと食事に自由があるんだという希望を持つことができます。

ここに書かれていることをどう受け止めるかはもちろん読む人の自由。

私もどうこう言えるような知識や経験はありません。

ただ個人的に思うのですが、最近やたら炭水化物が悪者扱いされているのは不満です。

特に米について。

ごはんですね。

糖尿病になった人は炭水化物のせいでそうなったのかよと。

違うでしょう。

きっちりと和食の一汁三菜の食事をして糖尿病になったんですかと。

それとは程遠いジャンクな食べ物で暴飲暴食して糖尿病になって、いまさらその原因ではないごはん(炭水化物)を悪者扱いし、避けましょうなんてどうなんでしょう。

ダイエットをしている人たちに対してもです。

おまえがデブなのはごはん(炭水化物)のせいではないよと。

自分の食生活や行動を見直してからもの言えと。

ただ、そのようになってしまったのならば、この本に書かれている糖質制限食というのは理論的に有効ではないかと思います。

ラベル:グルメ本
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2015年08月18日

「あぽやん」新野剛志

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あぽやん。

旅行会社で空港に勤務している人たちのことだそうです。

その位置づけは閑職。

大航ツーリストで働く29歳の遠藤慶太は上司に従順でなかったため、本社から成田空港所に飛ばされてきました。

こんなところで働いてもなんのキャリアにもなりません。

なので早く他の部署に移動したいと思っている慶太ですが、しかしここはここで重要な仕事があります。

ここに居るあいだは精一杯取り組むつもりですが、あれやこれやいろんな問題があり・・・・。

空港を舞台にしたお仕事小説ですね。

普通空港を舞台にした話というとスチュワーデス(今はCAですか 笑)だとかパイロットだとか航空会社にピントを合わせますけども、空港内にある旅行会社の営業所を舞台にしているというのが面白いじゃないですか。

もちろんその設定ならではのエピソードが盛り込まれており、それがドラマになっているんですね。

ここがお仕事小説といいますか業界小説の読ませどころです。

一般人が知ることのない裏話を絡ませつつドラマに仕立てる。

この作品で紹介されている業界のシステムがどこまでリアルなのかはわかりませんけども。

ま、パターンとしてはなんだかんだ言いつつも主人公が一生懸命になって問題に取り組み解決するという、ある意味熱血成長物語ですね。

仕事嫌いで怠け者の私には慶太の前向きなモチベーションにあまり馴染めませんが。

マンガの「なぜか笑介」のようなタイプの主人公は私には合いません。(笑)

実にテレビドラマ向きな作品だと思いますが、ドラマ化されているんでしょうか。

私はテレビはあまり観ないもので・・・・。

ラベル:小説
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2015年08月16日

「BRUTUS 特別編集 スラムダンク バガボンド リアル 井上雄彦」

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少年誌でバスケットボール漫画「スラムダンク」を大ヒットさせ、青年誌で宮本武蔵を主人公にした時代漫画「バガボンド」も大ヒット。

卓越した画力は漫画の枠を超え、絵画的な世界に達しています。

やはり目を引くのが筆による作画ですね。

「バガボンド」の15巻前後あたりからペンを筆に変えておられます。

漫画はまだしも墨で描かれたポスターなどの一枚絵はまるで日本画のよう。

まさしく“絵師”という感じがします。

ちなみにライトノベルの表紙なんかを描いておられるイラストレーターも“絵師”と呼ばれていますけど、私の中ではちょっと違うだろと。(笑)

美術館でマンガ展を行なったり、最近ではスペインの建築家ガウディとのコラボレーションで展覧会を行なわれた井上氏。

漫画だけでなくスケールの大きい活躍をしておられます。

ラベル:漫画本
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2015年08月14日

「とり・みきの大雑貨事典」とり・みき

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漫画家、とり・みき。

少年チャンピオンでデビューしたときから読んでいますが、当初は吾妻ひでおに影響を受けた作風でしたがあまり面白くありませんでした。

面白くなってきたのは「るんるんカンパニー」の中頃あたりからでしょうか。

ドタバタを卒業し、シュールなギャグが冴えてきました。

「ポリタン」なんて傑作だと思いますね。

そして「愛のさかあがり」でエッセイコミックに才能を見せます。

この頃から油性ペン(ゼブラのマッキー)を使い始め、独特な味のあるタッチが生まれます。

さて本書ですが、そんな著者が気になるいろんな商品を取り上げ紹介するというエッセイ。

モチーフに対しての話の展開が面白い。

モノに対してのフェチズムがありますし、トマソン的な視点があります。

こういう切り口自体は決して新しいものではないのですが、モノ選びやこだわりにいかにも著者らしいセンスが感じられます。

各章にそえられているイラストがどうってことないんですけど味わいあるんですよね。

ラベル:エッセイ
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2015年08月12日

「シェフの愉しみ Chef's special・2」檜原まり子

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BL小説。

「Chef's special」の続編です。

雑誌編集者の榊隆生はフランス料理のシェフ星川隼人と恋人同士になってまだ2か月。

隼人はまだまだ隆生に気を使い、それをうまく言葉で表現できないもどかしさがあります。

そんな子供っぽいところのある隼人が愛おしくてたまらない隆生。

今回は大きな事件として隼人が働くフランス料理店『ファンファン・ラ・トゥール』が放火されます。

それを見つけて消火にあたった隼人は救急車で病院に運ばれてしまうのです。

連絡を受けて病院に駆けつける隆生ですが、隼人は集中治療室に・・・・。

私はBLにはまったく興味は無く、グルメ小説として読んでいるわけですが。

そういう意味ではちょっと弱いなと思います。

もうちょっと料理について突っ込んでほしい。

でもメインは隆生と隼人のBLですからね。

かわいい恋愛だなと思います。

冷静に考えれば大人の男同士の恋愛にかわいいもなにもないのですが。

セックスシーンも弱いですね。

そりゃ本格的なエロ小説ではありませんからしょうがないにしても。

たいして前戯もなく挿入してもだめでしょう。

つーか、できんやろ。(笑)

男同士ならなおさら。

おそらくこのジャンルを読む女性の読者層にとってはそのあたりのリアリティなど必要なく、はぶいていいんでしょうね。

流れでつながればそれでいい。

男同士のセックスなんて現実はそんなきれいごとじゃないんですけどね。(笑)

まあ私はそんなの読みたくないですし、もっと料理について書いていただければありがたいです。

ラベル:グルメ本 小説
posted by たろちゃん at 03:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 『ひ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする