2015年09月05日

「夜歩く」横溝正史

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屋代寅太は三文探偵小説家。

酔っぱらっている友人の仙石直記から愚痴のような話を聞かされます。

キャバレーである女が佝僂の画家を拳銃で撃つという事件がありました。

その女とは直記の妹である八千代だというのです。

画家の名前は蜂屋小市。

八千代とはなんの面識もありませんでした。

なぜ八千代は蜂屋を撃ったのか。

ところがその八千代が蜂屋と結婚するというのです。

いったい二人のあいだになにがあったのか。

それが首なし殺人事件の始まりでした・・・・。

いつものごとく探偵の金田一耕助が登場するのですが、相変わらずあまり役に立っていません。(笑)

さんざん人が殺されたあとで最後に事件のタネあかしをするだけで、犯罪の抑止力とはなっていないんですね。

もっと早く犯人を推理して犯罪を止めろよと。

ところでこの作品には最後に大きなどんでん返しが仕掛けられています。

でもこれって夢オチの変形バージョンみたいなもので、ちょっとどうかなと思ってしまいました。

たしかにこれだと読者が犯人に気付くのは困難でしょうけど。

私はどうも釈然としませんでしたね。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 『よ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする