2015年10月17日

「さらば、わが青春の『少年ジャンプ』」西村繁男

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59年に創刊された『少年マガジン』や『少年サンデー』、そして63年に創刊された『少年キング』に遅れること数年。

68年に『少年ジャンプ』は少年週刊誌の世界に斬り込んでいきます。

最初は苦戦していたものの、やがて『少年マガジン』を追い抜きトップの座へ。

95年には653万部という発行部数を記録し、ギネスブックにも登録された怪物漫画雑誌となります。

その創刊前からずっと立ち会い、3代目の編集長として『少年ジャンプ』を育て上げたのが著者です。

『少年ジャンプ』を立ち上げるまでのいきさつ、その後の経緯がみっちりと語られています。

さすがに後発なのでなかなか大御所の漫画家には描いてもらえず、やむなく新人を起用したこと。

読者アンケートを重視したこと。

専属制を採用したこと。

これらは『少年ジャンプ』を語る上で必ず取り上げられるエピソードです。

永井豪や本宮ひろ志などジャンプで育った漫画家の作品のヒットもあり、ぐいぐいと売り上げを伸ばしていきます。

その後もいろんなヒット作を輩出し、頂点へ。

ですがいつまでもその栄光は続きません。

どんどん部数を落とし『少年マガジン』に追い抜かれ、『少年ジャンプ』に限らず漫画界全体が低迷していきます・・・・。

『少年ジャンプ』の歴史を書きながら週刊誌時代に突入した漫画界の歴史も記した内容。

そして集英社内部の人事についてまで書かれています。

現場に携わった人物ならではの生々しく貴重な記録ですね。

タイトルがちょっと小っ恥ずかしいですけど。(笑)

ラベル:漫画本
posted by たろちゃん at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 『に』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする