2015年10月21日

「食の堕落を救え! スローフードの挑戦者たち」小泉武夫

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醤油、みりん、漬け物、鰹節、納豆、味噌、酒、鮒鮓、塩辛、泡盛、ふぐの卵巣の糠漬け、チーズ。

この本に登場する職人さんたちが造っておられる食品です。

もちろんどれも昔ながらの製法で造る本物。

現在ではわざわざ「昔ながら」とか「本物」とかいう肩書きを付けなければならないほど偽物の食品が跋扈しています。

儲けと大量生産を優先するための短期間製造、添加物投入。

みりんなんて家庭でも店でも9割は偽物を使っているんじゃないですかね。

いわゆる「みりん風調味料」というやつです。

漬け物も添加物まみれですしね。

タイトルどおりまさに「食の堕落」です。

しかしいまだに本書で登場する人たちのように時間をかけて丁寧に本物の食品を造っておられる人たちがいらっしゃいます。

芸術の世界には人間国宝というのがありますけども、伝統的な食文化の貢献者に対して人間国宝と認めることがないと著者は嘆きます。

まさしくですね。

娯楽よりも食のほうが人間にとってはよほど大切なことなのに。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 03:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 『こ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする