世界には国の数だけといっていいほどさまざまな酒があります。
カメラマンでありエッセイストでもある著者が40年にわたり各国で飲んできた酒とエピソードを写真入りで紹介したエッセイです。
もちろん酒には肴がつきもの。
美味しい肴を食べてこそ酒がもっと美味しくなるというのが著者の主張。
なので酒だけではなく一緒に食べた料理も紹介されています。
著者は料理研究家でもありますしね。
飲みながら食べながら地元の人たちとコミュニケーションする描写が実に楽しそうに思えます。
しかし40年もの記録をよく一冊にまとめたものです。
表紙の真ん中下段の写真は著者ですが、かなりお若い。
293ページの写真と比べると年月を感じます。
読んでいてほろ酔うようないい気分の一冊でした。
ラベル:グルメ本