2015年12月01日

「ワニはいかにして愛を語り合うか」日高敏隆 竹内久美子

Cimg2685

自分の思いがなかなか他人に伝わらないということがよくあります。

とくに愛に至っては。

言葉を使う人間であってもそういう状況です。

では言葉のない動物というのはいったいどのようにコミュニケーションしているのでしょう。

というわけで、いろんな動物の愛のコミュニケーションを紹介した本です。

例えばカエル。

なぜあのようなしわがれた低音で鳴くのか。

チョウはどういう条件でオスがメスを追いかけるのか。

動物には一夫一婦制と一夫多妻制がありますが、それはどのような条件によるものなのか。

などなど。

しかし人間以外の動物って不思議ですよねぇ。

人間のように言葉がないのに意思が統一されている。

空を飛ぶ鳥の群れなんかまさしく。

綺麗に揃って方向転換しますもんね。

どのようにコミュニケーションしているんでしょう。

人間の言語とか文化が発達しているのは大脳の中の新皮質と呼ばれる部分だとのこと。

ですが個々の感情や行動は旧皮質という爬虫類の中でももっとも古いといわれるワニの時代から存在し、いわばワニの脳とあまり変わりがないと。

つまりいくら脳の新皮質が理論整然と言語で説明しようとしても、情緒をつかさどっている旧皮質がノーを出せばどうしようもないのだというんですね。

いっそのこと、このワニの脳だけで暮らしたほうがどれだけ楽かと思ったりします。

何も考えずにだだ生きる。

人間はもういいです。

疲れました。

煩わしいことを考えず自然界に生きる動物に私はなりたい。

と、この本を読んで思ったのでした。(笑)

posted by たろちゃん at 03:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 『ひ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする