「オレたちバブル入行組」で起死回生の活躍をし、東京中央銀行営業第二部次長に栄転した半沢直樹。
今回は法人部管轄である老舗の『伊勢島ホテル』が巨額損失を出し、その再建を押し付けられます。
尻拭いのような仕事を押し付けられた半沢。
一方、中堅電機メーカー『タミヤ電機』に出向した半沢の同期である近藤直弼の近況も同時に描かれます。
精神的な病を抱えつつも出向先のイビリに耐えて仕事をする近藤。
ですが近藤は開き直って精神的な病を吹き飛ばし『タミヤ電機』の不正を正そうと行動を起こします。
半沢ももちろんコケにされて黙っている男ではありません。
金融庁の検査に対しても敢然と立ち向かいます・・・・。
いやぁ、よかった。
全編ワクワクしながら読めました。
やはり半沢のキャラですね。
実に痛快です。
ろくでもない上司たちに屈することなく最後まで諦めない強気な姿勢。
金融庁検査官である黒崎駿一のオネエ言葉な嫌味あるキャラも面白かった。
半沢の妻、花も出番は少ないですがピリッと効いた存在です。
私はテレビドラマのほうは観たことありませんが、大人気だったようですね。
この面白さならそれも頷けます。
次作もまた楽しみに読むとしましょう。
ラベル:小説