2016年03月06日

「解錠師」スティーヴ・ハミルトン

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幼い頃にあるきっかけで言葉を失ってしまったマイクル。

ですが金庫や玄関の鍵を開けることができる才能を持っています。

その才能を見込まれプロの金庫破りとなり、いろんな犯罪に関わることになるのですが・・・・。

最初にマイクルが声を出すことができないということと服役しているという設定が提示されるのですが、それを謎のように含みを持たせて最後までずっと引っ張っています。

その理由なんてのはまったくの予想通りですし、こんなことでもったいぶるなよと思いましたね。

少年が大人の都合で犯罪に手を貸さざるを得ないというような流れなのですが、無視すればいい仕事に首を突っ込んだりしていますし。

主人公自ら作者の都合のいいように理屈を付け渦中に飛び込んでいるんですから、いやはやです。

マイクルが言葉を発せられないというトラウマについては、ふりかけのようなものですね。

このほうが味わいが深くなるだろうと。

不幸な生い立ちの少年がいました、言葉を発することができません、鍵を開けるという特技がありました、犯罪に引き込まれました、トラウマを持つ少年はそんな中でアメリアという女性に恋をし・・・・といったところです。

この恋愛が出汁の素になっていますかね。

ですけども漫画で会話したりとか苦笑してしまいました。

なんだかもう金庫破りでも恋愛でも勝手にしてちょうだいといった感じです。

解錠師である主人公が閉じ込められている“場所”から彼女が鍵を開けて解放してあげるわけですか。

なるほど。

座布団一枚。

ラベル:海外小説
posted by たろちゃん at 03:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 『す』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする