『住は一代、衣は二代、食は三代』という言葉があります。
文献によっては住と衣の順番が入れ替わっていたり住が財だったりしますが。
いずれにしろ食は三代目のようです。
味については孫の代になってようやく身につくというような意味のようですが、実際のところはどうなんでしょ。
あまり興味はありませんが。
さて、そんな言葉をタイトルにしたこの本ですが、内容はタイトルとほとんど関係ありません。(笑)
料理屋に生まれた著者は住む所と着る物には無頓着だった父親から、食に関しては子供の頃からつねに最良のものを食べさせられていたという内容の章につけられたタイトルです。
つまり一代二代を飛ばしていきなり三代であったと。
さすがに料理屋の二代目ですから、食については英才教育を受けていたんですね。
そんな著者のこれは食全般について語られた本です。
豊富な知識や食べ歩きの経験から、海外の食文化も紹介しておられます。
カラー写真がふんだんに掲載されているのが嬉しい。
ラベル:グルメ本