ユーミン。
いうまでもなく松任谷由美ですね。
昔は荒井由美でしたが。
出せば売れるという感のあるユーミンですが、私は積極的に聴いたことがありません。
どこからか流れてくるのを耳にするくらい。
それでも何曲かは口ずさめる程度に知っています。
さて、そんなユーミンの曲を分析し、ユーミンは罪であると断罪(?)したのがこの本です。
歌詞の内容を見ますとユーミンの時代を切り取る感覚、先読みする感覚にはすごいものがあるんですね。
ユーミンに対して『「いい夢を見させてもらった」という気持ちと「あんな夢さえ見なければ」という気持ちとが入り交じる感覚を抱く人が多いのではないでしょうか。』と著者は書きます。
それほど著者を始めとして女性の生き方にに多大な影響を与えてきたと。
人生が変わったという女性もいるかもしれません。
長年第一線でそのような活躍をしてきたユーミンもすごいですが、それを冷静に分析し「罪」であると喝破した酒井順子もさすがです。
といっても決してユーミンを責めているわけではなく、ファンとして曲と一緒に青春時代を過ごしたことへのオマージュであります。
ラベル:エッセイ