現在の日本人の食生活の実態はどのようになっているのか。
「豊食のなかの崩食」、「飽食のなかの放食」、「趣食と守食」、「崩食と放食の連鎖」、「共食と孤食」。
NHKが全国の3600人から調査した結果を、章ごとにそれぞれのテーマで公開し分析しています。
食生活は豊かになりましたが1日3食きちっととらず時間もばらばらな乱れた崩食。
世界中から食べ物が集まる中での無頓着で放任状態な放食。
趣味として楽しんで料理する人もいれば家族のため義務的に家事として料理する人もいる守食。
家族揃って食べる食事もあればひとりで孤独に食べる食事もあります。
なんでもかんでも昔ながらがいいというわけではないでしょうが、しかしちゃんとした素材で手作りした料理を家族揃って食べ、食事できることへの感謝の心を持ち、食べ残して捨てたりなどせず、などという当たり前のことを言い出すと、やはり現在の食生活は乱れていると言わざるを得ません。
まさしくタイトルの「崩食と放食」ですよね。
年齢による結果を見ますと、やはり若い年代ほど食生活は浮ついたものになっています。
食事の回数や内容、ファストフードやインスタントに対する抵抗のなさ、栄養についての考えなど。
時代によるライフスタイルの変化といえばそうなんでしょうけども、しかしこんな食生活をしていたらいずれとんでもないしっぺ返しが来るでしょうね。
自身の体はもちろん、食の世界全体についても。
それは間違いないと思います。
少しずつでも自覚を持って改めていきませんとね、日本人。