2016年08月01日

「風立ちぬ・美しい村・麦藁帽子」堀辰雄

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高原のサナトリウムで療養する恋人の節子に付き添う私。

二人は見つめ合い、語り合います。

ですが節子は日に日に弱っていくのです・・・・。

話の内容としては非常にシンプル。

当時は不治の病であった結核に冒された恋人に男が寄り添い、二人は生と死を見つめて過ごします。

暗い内容ではあります。

しかし舞台の美しい描写のせいか、切なくはありますが陰鬱ではありません。

死を前にしているゆえに生が輝いて感じられるからでしょうか。

「風立ちぬ、いざ生きめやも」という言葉に前向きさを感じるからかもしれません。

絹のような滑らかな感触の小説です。

他に「美しい村」、「麦藁帽子」、「旅の絵」、「鳥料理」、「『美しい村』ノオト」を収録。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 03:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 『ほ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする