2016年08月05日

「人間はこんなものを食べてきた 小泉武夫の食文化ワンダーランド」小泉武夫

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衣食住という言葉がありますけども、いちばん大切なものはなにかといいますとやはり食なわけで。

衣も住もなくてもどうにかなります。

暖かい土地なら裸で暮らしている民族もいますしね。

それに暖を取るのに衣服はいりません。

ましてやスーツだのネクタイだのドレスだの、生きていくのになんら必要のないものです。

住もそう。

家なんてなくても生きていけます。

しかし食だけはどうにもなりません。

というわけで、人間がこの地球に誕生して以来、いったいどのようなものを食べてきたのか。

それがこの本の主題であります。

食文化という言葉があるように、人間にとって食は文化です。

動物にとっては食は文化ではありません。

歴史の中で人間は火を使うことを覚え、調理することを覚え、料理することを覚えたんですね。

そこが動物と違うところで、食を文化にしたわけです。

で、貴重な食文化を築き上げたわけですが、近代になってその食文化が音を立てて崩れ始めています。

インスタントやファストフードの跋扈ですね。

それはそれでいい。

それもまた食文化でありましょう。

しかし昔ながらの食を忘れ去ってしまってはだめでしょう。

日本ならばやはり米は食文化の中心となるべきものです。

しかし農業がどんどん衰退しています。

1996年には日本全国で医師国家試験に合格した人数よりも、農業に就労した人のほうが少ないといいます。

まったくアホな話で。

医者ばっかりそんなに増えてどうする。

人間が生きていくための肝心の食糧を作る人たちが減ってしまっては、病気を治す医者もなにもないでしょう。

どうにもこうにもそんな頭でっかちな国なんですね、日本は。

頭がでかすぎるとフラフラして倒れてしまいますよ、いずれ。

てなことをこの本を読んで思った次第です。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 03:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 『こ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする