2016年09月04日

「失踪日記2 アル中病棟」吾妻ひでお

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「失踪日記」の続編です。

自身の失踪とアル中入院を描いた前作は第34回日本漫画家協会賞大賞、第9回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第10回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第37回日本SF大会星雲賞ノンフィクション部門とあらゆる賞を総ナメにしました。

今回はその前作の第3章「アル中病棟」に特化した続編となっています。

ただ単に前が売れたからもういっちょ描いてみようかではなく、話も絵もきっちりとレベルアップしています。

前作は1ページ4段のコマ割りでしたが、今回は3段。

なのでコマが大きく読みやすい。

そのぶんみっちりと描き込みされています。

大ゴマを使ったりしてメリハリもありますし、背景も丁寧で時間かけてるなぁと。

やはり絵が上手いですしキャラにも魅力があります。

特に女性キャラのかわいさは秀逸。(笑)

色褪せていませんねぇ。

最近のマンガ読者にはあまり名前を知られていないかもしれませんが、もともとカリスマ的な人気のあったマンガ家です。

さすがの実力だと思います。

見事に復活されたのは喜ばしいことです。

巻末にはとり・みき氏との対談も収録されています。

あ、俯瞰で院内を描いたカバーの絵もしっかりと目を通したいところですが、裏側も見逃さずにぜひ読みましょう。(笑)

posted by たろちゃん at 03:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 『あ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする