2016年09月20日

「ナンシー関の顔面手帖」ナンシー関

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ナンシー関。

消しゴム版画家でありコラムニスト。

消しゴムで似顔絵を彫るだけでも特異な才能なのに、鋭い観察で芸能人たちを切りまくったコラムがまた絶品。

天は二物を与えるものなんですねぇ。

一物さえ無い人も大勢いるのに。(笑)

この本は著者最初の単行本を文庫化したものです。

コラム69本、版画101点。

それぞれのコラムに版画が添えられているわけですが、まず版画だけで笑えます。

一発芸の破壊力があります。

そしてその人物の言動を分析した切れ味の鋭い文章でいかにもと頷いてしまうんですよねぇ。

いやほんと面白くて痛快です。

そんな稀有な才能も2002年に39歳の若さで急逝してしまいました。

今でも芸能界や社会のいろんな話題を見聞するたびに「ナンシーが生きていたらどのように批評しただろう」なんて思ってしまいます。

もう新作は読めません。

未読既読に関わらず、残された作品集を順に楽しんでいきたいと思います。

ラベル:エッセイ
posted by たろちゃん at 00:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 『な』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする