2016年11月19日

「まだある。 今でも買える“懐かしの昭和”カタログ ~食品編~」初見健一

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昔懐かしく今も“まだある”食品をオールカラーで紹介したカタログ的な一冊。
表紙にもその一部の商品の写真があります。
チェリオやメロンシャーベットなんて子供の頃よく買いました。
この本の発行は2005年。
今から10年以上前になりますので、この頃は“まだある”商品も現在は製造中止になってしまったものもあるでしょう。
表紙にもあるカルミンなんかそうですね。
2015年で生産終了。
今でいうフリスクみたいなものでした。
あれほど刺激は強くありませんけど。
ちなみにカルミンとはカルシウム+ミントのことだとか。
カルシウム補給のサプリメントでもあったわけです。
その他、サクマ式ドロップス、サイコロキャラメル、パラソルチョコレート、クッピーラムネ、チャオ、シャービック、パレード、純露、などなど・・・・。
商品自体もそうですが、コマーシャルもまた懐かしく思い出します。
特に歌ですね。
マーブルチョコレートの「マーブルマーブルマーブルマーブルマーブルチョコレート♪」だとか、パラソルチョコレートの「トーレコチョ♪トーレコチョ♪」だとか。
この本でも触れられていますけども、東ハトのCMソングが秀逸。
オールレーズンのノスタルジックなメロディーなんかいいじゃないですか。
新商品がどんどん出てきて、いつのまにやら「あの商品はどこにいった?」というのが珍しくありません。
今のうちにしっかりと楽しんでおくべきか。(笑)
ラベル:グルメ本
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2016年11月17日

「私も燃えている」円地文子

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女子大を出、教授の下で共同翻訳の仕事などもしている千晶は病院のひとり娘。
両親は若い外科医である宇津木を養子に迎え、跡を継がせたい思いがあります。
千晶も宇津木に好感は持っているものの、いまいち積極的ではありません。
そんな千晶の前に現れたのが原子物理学を研究している香取です。
真面目な宇津木とは正反対に博打や女遊びもする香取に千晶は惹かれます。
自分を望んでくれている宇津木に悪いと思いつつ。
しかし香取は千晶の叔母で小説家の宇女子と親しくなってしまいます。
香取への思い、宇女子への嫉妬、宇津木への罪悪感に苦しむ千晶。
いっぽう、宇女子は独身ではあるものの結婚歴があり、香取よりも十歳以上年上。
ですが叔母として千晶の恋愛を暖かく見守りつつも、香取への思いを抑えることができません。
女性二人の恋愛の行方は・・・・。
この作品は昭和34年に約1年にわたって新聞に連載された小説とのこと。
560ページほどの長編です。
やはりまずは連載期間ありきだったのでしょうか、私にはちょっと延ばしすぎかなと。
最初は千晶に視点を据えた物語かなと思ったのですが作者の感情は宇女子に込められているようで、ちょっとどっちつかずな印象がそのように思わせたのかもしれません。
しかしこれだけの長編ですし女二人の恋愛を描いているわけですから、その配分が二人にまたがるのは当然のことでしょうけど。
私はやはり若い千晶よりも宇女子に肩入れしたいですね。
中年になったといえども若い魅力のある男に惹かれ、その気持ちに正直に行動し、それを小説という仕事に生かしつつ自身も妖艶に美しくなっていく。
いいじゃないですか。
やはりいくつになっても燃えていませんと。(笑)
ラベル:小説
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2016年11月15日

「身体のいいなり」内澤旬子

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38歳で乳癌になった著者の闘病エッセイ。
闘病記というよりは闘病エッセイといったほうがしっくりくるように思います。
乳腺全摘出という女性にとって非常につらいことになったわけですが、しかしどこかあっけらかんとしているんですね。
「人間なんてどうせ死ぬんだし」という達観した視点がなんとも頼もしいような清々しいような。
摘出のあとは乳房再建です。
このあたりの体験談もけっこう赤裸々ですが、淡々と綴っておられます。
退院後自宅に戻ってゆっくり胸を見て、左右とんでもない方向を向いていて仰天したなんてなんとも生々しく体験者ならではのレポートです。
以前に読んだ「世界屠畜紀行」も屠畜という仕事をイラスト入りであっけらかんと取材し紹介しておられました。
これも著者のキャラといいますか作風といいますか。
そして驚くことに癌になってからのほうが健康になったといいます。
アトピー性皮膚炎や冷え性、無排卵性月経などいろいろ抱えていたのが治まり、夢のような日々を送れるようになったとのことです。
う~ん、なんだかそれもいかにも著者のキャラらしいなと思ったり。
大変な闘病の記録ではあるのですが、読み物として面白く力付けられる一冊となっています。
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2016年11月13日

「B級学【マンガ編】」唐沢俊一

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マンガについての評論本です。
第1章では「日本マンガ文化の過去・現在・未来形」ということで、東大での講演が収録されています。
現在のマンガ評論について、そしてマンガの状況、貸本時代のマンガなども取り上げておられます。
第2章は「B級学的現代マンガ家論」。
紹介されているのは内田春菊、望月峯太郎、横山光輝、唐沢なをきの4人。
ただ唐沢なをきはちょっと持ち上げすぎでは。
いくら実弟とはいえ。
しかし身内であるが故に知る素顔もありましょう。
第3章は「マンガ、アニメはどこへ行こうとしているのか」。
貸本時代のB級マンガがいくつか紹介されているのですが、これが実に面白そう。
今のマンガにはないキッチュな魅力があります。
こうやって貸本の時代から現代までざっと見てみますと、さすがに技術的なものは目を見張るほど向上していると思います。
ですがマンガらしさというのは失われてきたのではないかと。
こんなこと言うと「じゃあマンガらしさとはなんなのか。その定義は」みたいな話になってしまいますけど。
昔のマンガ雑誌は絵にしろ話にしろバラエティがありました。
次の発売日まで何度も読み返しましたし。
読んでいて味わいがありましたね。
でも今は・・・・。
私にとっては今の少年ジャンプ的なマンガはいっさいダメですね。
受け付けません。
昔はよかった・・・・などというのは、時代についていけなくなった者のノスタルジーでしょうか。
ラベル:漫画本
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2016年11月11日

「痛風はビールを飲みながらでも治る! 患者になった専門医が明かす闘病記&克服法」納光弘

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痛風。
風が吹いても痛いなんていわれますが、風なんか吹かなくても痛いです。(笑)
その痛さは拷問系です。
私も一度発作に見舞われましたが、のたうち回ります。
ナイフでぐさっと刺されたほどの痛みです。(刺されたことないですけど)
んぎゃ~っ! と喚くほどです。
もちろん歩けません。
さて、この本の著者は痛風の専門医。
それがなんと痛風になってしまったんですね。
しかし転んでもただでは起きません。
さすがに医者、自分の体を実験台にしていろいろ研究。
その結果、ビールを飲みながらでも痛風は治せるというという結論にたどり着きました・・・・。
いやぁ、あっぱれです。
きっちりと自分の体でデータを取って証明しておられるので説得力があります。
その結果、極端なプリン体摂取や暴飲はよくありませんが、ごく普通に食事や飲酒をするぶんには問題ないと。
むしろ敵はストレスであるとのことです。
痛風といえばプリン体、プリン体といえばビールということになっていますが、実はビールのプリン体なんてたいしたことありません。
100g中10㎎以下です。
これは同じグラムの白米の半分以下です。
ビールは極めてプリン体が少ない食品の部類に入るのです。
つまりプリン体だけを気にするのなら、ビールよりも白米のほうが体によくないということになります。
ただビールを飲む場合100ccだけというわけにはなかなかいきませんけども。
それでも缶ビール15本ほど飲んであじの干物やレバー300グラムと同じくらいですからね。
問題はプリン体よりもアルコールでしょう。
ま、バランスのいい食事を心掛け、アルコールはほどほどにということです。
それは痛風に限らずでしょうけど。
ラベル:グルメ本
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