2016年12月01日

「食をめぐる旅」銀色夏生

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著者と角川書店2人の編集者であちこち話題の店を食べ歩いたグルメエッセイ。
面白いのは店を決定するまでのプロセスや訪問の感想についてのメールのやりとりを掲載していることですかね。
このあたりがちょっと他のグルメエッセイとは違います。
ただ読んでいてこの人たちの感覚は世間とはズレているなと。
出版社の経費で三ツ星の店だの何だの。
お勘定は5万だの7万だの。
出版社というのはいまだにこんなものなんでしょうか。
本が売れないだのなんだの言われている中で、お気楽な企画です。
これも仕事であり経費であるというのならば、それはまったく真っ当な主張だと思います。
もっとお金のかかる企画はいくらでもあるでしょうし。
しかしこんなことを堂々と書いて本にしてしまうそのセンスが問題で、著者は無邪気なのか無神経なのか。
出版社の金で次はあの店に行きたいこの店に行きたいって、あんた・・・・。
というか、企画して一緒にはしゃいでいる編集者も同じくなのですが。
もちろんどのようなジャンルの取材にもお金はかかるでしょう。
ですがこのバブル時代のようなバカッぷりはなんなのかなと。
もうちょっと露骨さを控えるという心遣いはできなかったものか。
ひとことで言えば「下品」なんですね。
タイトルが「食をめぐる旅」って。
このような内容の本につけるタイトルですかねぇ。
ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『き』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする