2017年01月02日

「小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代」阿古真理

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最近は料理研究家という人たちが引っぱりだこですね。
テレビを観ればどのチャンネルにも必ず毎日料理研究家が出ています。
本屋に行けば賑やかに彼女(彼)らの本が並んでいます。
そんな料理研究家たちと日本の暮らしの変遷や女性の生き方を重ね、検証した本です。
タイトルには小林カツ代と栗原はるみという名前が出ていますが、ふたりに特化した内容ではありません。
働く女性たちに時短料理を提案し支持を集めた小林カツ代、外食の普及で家庭料理にも変化が求められ数千ものレシピでカリスマ的な人気を集めた栗原はるみ、というように紹介されています。
料理研究家の歴史の中でもやはり時代の節目節目にはエポックメーキングな人が登場し、その時代に合わせた料理やライフスタイルを提案してきたということですね。
皆が外国のセレブリティに憧れ始めたときに西洋料理を紹介した飯田深雪、昔の家庭料理が危ぶまれ始めると新米主婦たちに伝統的な家庭料理を教えた土井勝や辰巳浜子。
生活が落ち着き始めるとパーティ料理など遊びのあるレシピ本を出した入江麻木や城戸崎愛というふうに。
日本の暮らしの変化とともに、いろんな料理研究家たちが紹介されています。
ただ「料理研究家とその時代」がこの本のテーマではありますが、当時の女性の生き方のほうにもかなり主眼が置かれており、けっこうジェンダーな話にもページが割かれています。
そのあたりは読んでいてちょっとウンザリしましたかね。(笑)
そういう話題を求めて読み始めたわけではありませんので。
ただ料理というものが家庭においては女性の役目という図式がありましたので、昔とは女性の生き方も違ってきた昨今、やはり関連して語らないわけにはいかないでしょう。
ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 04:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 『あ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする