2017年01月12日

「給食のおにいさん」遠藤彩見

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佐々目宗は調理師。
数々の料理コンテストで優勝しているほどの腕前です。
しかし我の強さが災いし勤めていた店と揉めて辞め、その後もレストランやビストロなどいろんな店を渡り歩いてきましたが、やはり居場所がありません。
それならばと自分で小さなビストロを開きましたが、店を火事で失ってしまいました。
もう店に勤める気にはなれず、インターネットで臨時給食調理員の募集を見つけます。
というわけで、小学校の給食調理場で働くことになった宗ですが・・・・。
腕に覚えのある料理人が小学校の給食を作る立場になって・・・・という内容です。
展開としてはまったく予想通り。
プライドのある料理人が最初は学校給食を馬鹿にしていたものの、実はそんな生易しいものではなかったという話ですね。
で、だんだんと給食という仕事に目覚め始めると。
もちろんそこには子供たちとのコミュニケーションが存在します。
給食に関わる子供たちとのいろいろな問題をクリアしていく、という内容です。
ここがこの作品の読ませどころとなります。
元カノが今や有名店のシェフになっていたりという対比もあったりして、主人公のコンプレックスや焦燥感なども描かれています。
素直に楽しめる小説でしたね。
大まかには設定そのままのストレートな内容ですが、しかしその中でいろいろと心に滲みるものもありました。
シリーズとして続編も出ていますので、追いかけていきたいと思います。
ラベル:小説 グルメ本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『え』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする