2017年02月17日

「ラジ&ピース」絲山秋子

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野江は群馬県のFM局でDJをやっています。
32歳の独身。
自分の見た目の醜さに自己嫌悪し、つねに他人から攻撃されないかと警戒しています。
ですが自分の番組の中では唯一くつろぐことができます。
そんな野江に気さくに話しかけてくる女医の沢音や、リスナーの斉藤と親しくなるのですが・・・・。
これといって大きな出来事のある内容ではありません。
淡々と過行く日々の中の小さなドラマといいますか。
自分は自分、自分の世界を持ち、その中で繕うことなく無理せずに生きていけばいいのかなと。
読んでそんな思いを持ちました。
併録されている「うつくすま ふぐすま」は横浜と福島出身の同姓同名の女性が知り合う話。
これもやはり表題作と同じように日常の小さなドラマを切り取ったような話です。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 03:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 『い』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする