2017年03月19日

「戦場でメシを食う」佐藤和孝

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著者はアフガニスタンやボスニア・ヘルツェゴビナ、イラクなどを取材してきたジャーナリストです。
死と隣り合わせのそんな紛争地で、人々は何をどのように食べているのか。
市民やゲリラ、そしてもちろん現地で取材する著者自身も。
本書は戦場という過酷な土地の食糧事情(だけではありませんが)を伝えるルポタージュであり、どんな状況でも腹は減り食わずにはいられない人間のやるせなさを指摘した本でもあります。
いずれにしてもその食事の状況というのはグルメなどという言葉とは程遠いものであり、食うために命を懸けていたりするんですよね。
食わずには生きていけない→ゲリラとして組織に入れば食事が付いてくる→命を懸けてメシにありつく、という構図です。
今の日本ではまず考えられない話ですね。
こういうシビアな実態を改めて知りますと、ほんと平和な国で飽食の中食べることについて好き放題言っているのが情けなくなってきます。
物を食べて生きていくということはもっと重いものであるべきだと。
自己嫌悪ですね。
食事や食糧というものについて、もっと真摯な気持ちを持たなければ・・・・。
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『さ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする