2017年04月14日

「ルンルンを買っておうちに帰ろう」林真理子

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著者の処女作です。
小説ではなくエッセイ。
これがベストセラーとなり、その後小説で直木賞を受賞しサクセスストーリーを駆け上がっていくんですね。
林真理子といえばやはり嫉妬や自己顕示欲、独占欲、成り上がり志向など、いやらしいともいえる女の本音を書いた作風がウリです。
実際それらは誰にもあるわけですが、それを包み隠さず堂々と自分のこととして晒け出したというのがすごいところ。
で、現実に成功して成り上がってしまったのだからあっぱれです。
今では直木賞をはじめ数々の文学賞の審査員も務め、着実に文壇での地位を固めておられます。
周りに目上の人たちがいなくなった時の女帝ぶりを考えると恐ろしい。(笑)
さて本の内容ですが、さすがに文章は拙さというか若さが溢れています。
しかしすでにじゅうぶん本領を発揮しておられますね。
だからこそのベストセラーなわけですが。
有名人に対しても実名を挙げ、ボロクソです。
矢野顕子なんてボコボコ。(笑)
スタイリストの原由美子なんかも攻撃してますねぇ。
いやしかしこれから“ギョーカイ”で成り上がっていこうとするのに、よくもまあ書けたものだと感心します。
まあこのような“噛みつき癖”はいまだ健在のようですが。
もちろんすべて悪口三昧というわけではありません。
誰も書かなかったような本音の隅々を上手くつついてくるなぁと思える、楽しめるエッセイです。
ラベル:エッセイ
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『は』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする