2017年04月18日

「亡食の時代」産経新聞「食」取材班

CIMG3048.JPG
本書はまず冒頭で日本の食卓がおかしくなっていると指摘します。
「飽食の時代」が食文化を破壊し、食への感謝の気持ちを奪い去ってしまったと。
そしていまや「亡食の時代」になろうとしていると・・・・。
現在の日本の「食」に異常さを感じている人は多数いるんじゃないでしょうか。
いや、いてほしい。(笑)
この本でも紹介されていますが、ある小学生の朝ごはんがガムであるとか。
それに比べたら味覚破壊や添加物が指摘されるファストフードやインスタント食品のほうがまだ食事らしい。
しかしそういう人たちに多いのがおにぎりを食べながらジュースを飲むとか。
これはもう当たり前に見かけますね。
ファミリーレストランでも料理を食べながらドリンクバーのジュースを飲んでます。
カップラーメンにマヨネーズをぶっかける人までいるようです。
組み合わせの異常さということでは学校給食なんかも問題視されていますね。
ごはんに牛乳に雑煮とか。ホットケーキにおかゆとか、牛乳に焼き鳥に焼きそばとか。
味覚も無茶苦茶なら組み合わせのセンスも無茶苦茶です。
知識においても、料理教室に通う二十歳を過ぎた“大人”が自宅で米や野菜を洗うのに洗剤を使ったとか。
きくらげは海に泳いでいるとか。
魚は切り身でしか見たことがない子供とか。
もういやはや・・・・。
大量に廃棄される食材や料理も気になるところです。
なんとコンビニでは毎月いくら以上の廃棄ロスを出せなんて本部からの指示があるとか。
つねに新しい商品を置くほうが利益が上がるからだそうです。
呆れてものが言えません。
食事の時に「いただきます」、「ごちそうさま」なんて手を合わせている人は、外食なんかでは100人に1人いるかいないかじゃないですかね。
ほとんど見かけることがありません。
家庭でもどこまで躾されているやら。
そして食品の偽装問題もあります・・・・。
まさしく飽食が日本人を狂わせたとしか思えません。
しかし最終章では「再生への胎動」ということで、危機感を持った自治体や学校、企業、個人などの食の再興への活動が紹介されています。
ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『さ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする