2017年05月20日

「味覚を磨く」服部幸應 三國清三

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著者は服部幸應氏と三國清三氏。
服部氏はマスコミにもよく登場しますね。
料理学校の校長です。
三國氏はレストランのオーナーシェフ。
お二人がそれぞれ味覚や食育について語っておられます。
内容は三章になってまして、第一章では三國氏が、第三章では服部氏が、それぞれ味覚や食育について語っておられます。
第二章はお二人の対談です。
どちらも現在『食育』について活動しておられるんですね。
政治家や学校などに食育の大切さを語りかけ、食の喜びや大切さを伝えておられます。
たしかに日本の現在の食生活はどんどん崩壊しています。
子供や若い人たちの食生活にはぞっとするものがあります。
グルメだなんだといいつつ、その実態は浮ついたバブリーな人たちであふれかえっています。
もっと根本的なところで食というものを考えていきませんと。
美食でなくていいんです。
別に高級店や話題の店で食べなくてもいい。
普段の家庭での食事からきっちりしていきたいものです。
昔ながらの素材と料理法で作った食事をし真剣に食べれば、おのずと当たり前の味覚は身に付くと思いますが。
ラベル:グルメ本
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2017年05月18日

「カップルズ」佐藤正午

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短編7編。
街のさまざまな『噂』を耳にし、それに関わることになる主人公。
主人公は作家です。
もちろん作者を思わせます。
さて、それぞれの噂にはどのようなドラマがあるのか。
冷めきった夫婦、手袋をきっかけに出会ったカップル、不幸な事件で夫を亡くした未亡人・・・・。
それぞれに主人公が関わりつつ、それらの話が紹介されます。
どれもさりげなく日常的なんですけど、それはあくまで小説として。
現実にはこんな話はそうそうありません。(笑)
でもそれをごく普通の日常のようにさりげなく書くあたりが佐藤正午なんですね。
淡々といいますか飄々といいますか。
この作家にかかれば、どんな日常でもドラマにしてしまうのではないかと思えてきます。
それほど巧いんです。
実に巧い。
この作品集の内容について「じゃあどうなんだ」と問われると、具体的に「こうなんです」とは答えられない。
しかし小説を読む楽しみがじゅわっと滲み出てくるような、そんな一冊だと思います。
ラベル:小説
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2017年05月16日

「エロ街道をゆく 横丁の性科学」松沢呉一

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エロについてのいろんなジャンルやグッズを、著者が身をもって検証した一冊です。
3章に分かれておりまして、第一章は「エロ街道をゆく」。
いろんなところに出入りする前に、まずはエイズ検査を。
検査結果を聞いた後、保健所から出てくる女性をナンパインタビューしたりしておられます。
その後は風俗の取材です。
前立腺マッサージ。
どうもイマイチだったようで。
そしてコンドーム専門店、投稿雑誌、ソフトSM、女装クラブ、ブルセラ女子高生への取材など。
第二章は「正しいバイブレーターの使い方」ということで、ショップを取材したりしつつ、女性のバイブ使用の実態について調査。
友人の女性にバイブを試してもらったりしています。
けっこう皆さん使用しておられるようですね。
第三章は「性器末SM入門編」。
第一章ではソフトSMでしたが、こちらでは本格的(?)に女王様に調教してもらっています。
お尻にペニスバンドを挿入されて絶叫。
無理やり「気持ちいいです」と言わされたり。
ですがどうも著者には奴隷の資質はないようで。(笑)
最後は聖水を飲ませてもらって満足のご様子。
しかしまあいろんな世界がありますね。
性癖もひとそれぞれ。
奥が深いものです。
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2017年05月14日

「おとぎ菓子 料理人季蔵捕物控」和田はつ子

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シリーズ第7弾です。
表題作は第四話の「おとぎ菓子」。
といってもその前の第三話「あけぼの薬膳」の続きなんですけどね。
わざわざ別のタイトルを付けてまで話をわける意味がわかりません。
無理やり一冊四話にしなくても。
結局「あけぼの薬膳」が中途半端なまま「おとぎ菓子」になってしまってますし。
なので読んでいてどうも収まりが悪い。
第一話の「春卵」にしてもそう。
煎り酒がどうのこうの、卵かけ飯がどうのこうの、結局最後に作ったのは茶巾卵。
おい、“春卵”はどうなった・・・・。
相変わらずやたらと人が死にますし。
料理を扱う小説にそういう血なまぐさいネタはどうなのかと。
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2017年05月12日

「もっとトマトで美食同源!」タカコ・半沢・メロジー

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トマトといえばイタリア。
著者はそのイタリアに在住しておられるエッセイスト。
さすがにイタリアはよくトマトを食べるようで、年間1人当たり60キロ以上摂取しているとか。
日本人は8キロほど。
イタリア人の健康や若さ、美しさの秘訣はトマトにあると著者はいいます。
でも日本人のほうが長寿、肥満率の低さ、肌のきれいさ、すべてにおいて上回っていますけどね。
それを言ってしまってはミもフタもありませんが。(笑)
しかしトマトが体にいい野菜だというのはいまさら言うまでもないことで、「トマトが赤くなれば医者が青くなる」ということわざもありますし。
日頃から積極的に摂取したい野菜です。
この本では著者がトマトの魅力や効能を存分に語っておられます。
トマト料理のレシピ紹介もあり。
まさしくトマトづくしの一冊です。
しかし日本のトマトが昔とはまったく味が違ってしまったとはよく言われること。
たしかに昔はもっと味が濃く青臭く、味も香りも強い個性があったように思います。
他の野菜についても同じくですけどね。
実際にそうなのか、単なるノスタルジーなのか・・・・。
ラベル:グルメ本
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