2017年05月04日

「白いへび眠る島」三浦しをん

CIMG3068.JPG
高校最後の夏、13年ぶりの大祭が行われる拝島に帰郷した悟史。
外出する悟史に母親が最近ちょっと物騒なので早めに帰るように言います。
泥棒など存在せず家に鍵などないような集落です。
なんなのかと眉を寄せる悟史に「あれ」が出たと母親が声をひそめて言います。
まさかと思いつつ、心穏やかではありません。
大祭が近づくにつれ、悟史の周りには不穏な雰囲気が漂い始めます。
大祭、白蛇様、集落の長男同士が結ぶ「持念兄弟」という絆。
独特な風習が数多く残るこの島に何が起きようとしているのか・・・・。
怪異譚な青春小説といいますか。
微かにBLな雰囲気もありますね。
やたら「あれ」を引っ張った割にはだからなんなのという印象でした。
閉鎖的で排他的な島という舞台で、ちょっとおどろおどろしい雰囲気の中、冒険小説的な要素も加え少年の友情や自立心などが描かれています。
でもなんかこう盛り上がりに欠けるといいますか。
これといったメイン料理がないままに食事が終わってしまったような物足りなさがありました。
まあ私があまりこういう系統が好きでないせいもあるかもしれません。
でもこれ、作品として成功しているとは言い難いなぁ・・・・。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『み』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする