2017年07月05日

「カレーライスと日本人」森枝卓士

CIMG3074.JPG

日本人ってカレーライスが好きですよね。
カレーライスが嫌いなんて人はほとんどいないんじゃないでしょうか。
いや、その貴重な一人が私なんですけどね。(笑)
今でも子供の好きな食べ物ベスト3にランキングされているんじゃないかと思うのですが、私は子供時代カレーライスが嫌で嫌で。
学校とか地域のキャンプなんか行ったら絶対に夜はカレーライスなんですね。
みんな喜んで食べるんですけど、私一人うんざりした顔でまったく箸(スプーン)が進まない。
「おい○○、ぜんぜん食べてへんやないか。残さんと食べろよ」なんて、ほとんど拷問です。
アホのひとつ覚えみたいにカレーなんか作ってんなよと思ってましたね。
家でも母親が「今日はカレーやで」なんていうと、がっくりと肩を落としたものです。
さすがに今はそんなことないですが、それでもいまだに積極的には食べないですね。
でもカレーうどんやカレーラーメンは好きですし、料理にカレー粉を使ったりもします。
つまり私はカレーが嫌なのではなく、カレーライスという料理が好きではないということに大人になってから気付きました。(笑)
さて前置きが長くなりましたが、この本はタイトル通りカレーライスが日本人とどのように出会い、受け入れられ、今日のように国民食とまでなったのか。
インドはもちろん、カレー文化の各国を巡り、食文化としてのカレーを語っておられます。
カレーといえばインドですが、しかしインドのカレーは日本のカレーとはまったく違う。
その他東南アジアのカレーも。
これはいまや知られたことだと思います。
カレーはイギリス経由で日本に来て独自の進化を遂げ、洋食として日本に根付き、いまや日本食とさえいえるほどに普及しています。
一般にカレーが好きという人は、ほとんどこの日本式カレーのことを言っているんですよね。
とろみがあって肉やジャガイモやニンジンがごろごろ入ったの。
それを粘り気のある日本米にかけたもの。
これこそが本式のカレーで、スパイスの効いたシャブシャブのインド式のカレーを「あんなのはカレーじゃない」とまで言い出す人がいるほどです。
それって江戸前寿司を知らないアメリカ人がカリフォルニアロールを「これこそがスシだ!」と言っているのと同じだと思うんですけども。
そんなことにさえ気付かないほど、カレーライスは日本人の食生活に馴染みまくってます。
えっと、とにかくこの本、非常に楽しくカレーについて幅広く深く学ぶことができました。
ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『も』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする