2017年08月28日

「寿司屋のカラクリ」大久保一彦

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寿司屋といいましてもいろいろとありまして。
銀座にあるような高級店、近所の大衆店、回転寿司。
そんないろいろな寿司屋の裏側はどうなっているのかと。
その裏側を「カラクリ」として紹介しているわけですが、別に業界の裏話を暴露しているというような内容ではありません。
ありませんが、まあ業界の人たちにとってはそんなことまでばらしてくれるなよという内容かもしれません。
かといってそれだけの内容ではなく、寿司屋を楽しむためのガイドもしておられます。
回転寿司から高級寿司、海外の寿司事情。
しっかりと網羅しておられます。
魚というのは肉に比べて難しいですよね。
それを商売にするとすれば。
なのでそのあたりの事情がいつも新鮮で最高のネタをという寿司屋の敷居を高くさせていると思います。
ですがこの本を読みますと、高級な値段を取る店にはそれなりの理由があるというのがわかります。
いまさらですけどね。
それよりも、突き詰めていきますとどうしても現在の日本の漁業というところに話がいきます。
結局そこだと思います。
特に天然や近海物にこだわる高級店でその影響は大でしょう。
現在高級店で扱っておられるネタというのは、本来あたりまえのネタのはずなんですよね。
それが今や貴重品となりバカのような高額な金額でやり取りされている。
どう考えてもおかしい。
しかし経済や商売というのはそういうものです。
自身の味覚や価値観を持たず、そのような経済や商売の事情に惑わされる人は多い。
自称食通も溢れています。
ですけど漁業のことまで考えている“食通”はどれほどいるんでしょうかねぇ。
あ、なんだか全然本の内容と違う話になってしまいました。(笑)
この本の内容に関しましては私は必ずしも納得できるものではありません。
ですがまあフードコンサルタントという飲食のプロが書いておられるので、経験に基づくその内容は貴重なものでしょう。
ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『お』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする